2012-06-14
最近のお話 ”それはマスゴミ”
先週、髭の殿下が亡くなられた。おなじ日にAKBの総選挙というものがあった。
アイドルの「イベント」に各局メディアはおろかNHKまで優先報道した。聞けば、CDを買ったら”選挙権”が得られる仕組みとか、まさに「商業イベント」。その日の皇居お膝元は日本武道館でのバカ騒ぎ。テレビ局は生中継していたが、それははるかに違和感を超えていた。
たかが少女タレントの人気投票に、テレビ画面では大学生や社会人のいい歳をしたおっさんまでもが目の色変えて盛り上がり「我が社もあやかりたい」などとコメントしている。ノー天気と言うか情けないと言うか、白痴化も来るところまで来たかって感じだ。
AKB騒動にはじまったことではない、ここ数年民放各局どこでも同じような顔ぶれの芸人、タレントを集めた安上がりなバラエティ番組ばかり作ってきた。中身のない番組を垂れ流してきたツケが回ってきたのだろう若者層にもテレビ離れが進んでいる、それを局が気付かないはずがない。
テレビ局は下手な受け狙いは止めて正々堂々と自分達が伝えたいモノ、創りたいモノ、報道のあるべき姿を追求することしかない。そうしない限り視聴率が落ちCM収入が減少し、いっそう業績が悪化するだろう、そんなことは知ったことではないが!
関連記事