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2011-12-01

今更昔話[北アルプス・1]



涸沢カールの紅葉、ここに立っていると奥穂高、前穂高、北穂高、涸沢岳の一周が目の当たり。ここに至までは上高地から約7時間、けっこう疲れるが辿り着くと、ちょうど母親の懐にいるような柔らかさを感じさせてくれる。カールは氷河期の浸食によって出来たすり鉢状の台地で、まさにこの時期ここは見事な庭園に変貌する。
 写真はごく一部だが、ナナカマドがピークに燃え盛る様は圧巻、一度出会うとまた足を運びたくなる。 撮ったのが‘86年の9月末だから10年に一度の紅葉の時だと思う。
 

涸沢からザイテングラードを2.5時間ほどで穂高山荘へ、そこから望んだ前穂高のピーク。写真の中の人物は私ではなく偶然居合わせた人であり人物が入ると、よりスケール感が増す。


 早朝の雲海。気温はマイナス5度、この状態だから無風。
 [NIKON F3 105mm]
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